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理想をかたちに、家族の暮らしにフィットする家。

ある時は、光を取り込む窓辺に。
ある時は、食卓を華やかに彩るテーブルに。
ある時は、風合いの良さを肌で感じるベッドリネンに。

使う場所や⽤途によって、その布の表情はがらりと変わる。
さまざまな⼈びとの暮らしから、〈14-23〉がある⾵景をお届けします。

 

理想をかたちに、家族の暮らしにフィットする家。

家族4人で都内に暮らす田形梓さんは、コロナ禍によって生活スタイルが変わったことで、14年暮らした戸建の物件を手放すことを決意。新たな家に選んだのは、フルリノベーションをした、築47年のマンションでした。アップデートした住まいに迎える〈14-23〉は、家族それぞれのライフスタイルにあわせて、自由に窓を彩ります。

 

コロナ禍を転機に、考え直した住まいの在り方

長女が生まれてすぐ、都内にある建売住宅を購入して14年。住まいに感じる多少の不自由さにも慣れた頃、田形さんは夫とふたりの娘と共に、仕事や育児に忙しく日々を過ごしていました。

「不満がまったくなかったわけではないけど、なんとなく、このままずっとこの家で暮らしていくのかなと思っていました。」

ところが、2019年に中古マンションの購入とリノベーションをお手伝いする「リノベる。」のPR担当へ転職すると、それまではあまり気にしていなかった、自身の暮らし方にも意識を向けるようになりました。

「さまざまな人の住まいに触れていくうちに、暮らしってこんなに自由でいいんだ、と気付かされました。同時に住まいの小さな不便を感じながら、諦めてやり過ごしてきた部分が結構あったなと。」

そんな気持ちが芽生え始めたタイミングで迎えた2020年。世界中に降りかかった疫病により、それまでのライフスタイルは一変しました。

「当時の住まいは3LDK。夫も私も在宅勤務になったけれど、まず困ったのがワークスペースの確保です。ふたりが並んで作業できる場所はなく、ひとりは1階に机を置いてみるも、寒さで集中出来ない。ひとりはリビングで作業するも、子供たちの帰宅後は仕事になりません。子供たちも静かにしなきゃと思ってくれていて、少しかわいそうでした。家族の喧嘩も増え、日々のストレスが溜まっていきました。」

窮屈な日々を過ごすうち、それまで考えてもみなかった、「住替え」という選択肢に気持ちが傾いていきました。

 

一枚の紙からはじまる“家づくり”

「持ち家があるにもかかわらず、新たな家を購入するのは、大きな決断でした。子供たちも生まれ育った家には愛着があったらしく、とくに長女は受験前の転校になるので、最初はすんなり頷くことができなかったみたいです。」

家族を説得するために、田形さんが取った行動は、「家族それぞれが暮らしに対して持つ、理想のイメージを紙に書き出す」というものでした。

「もともと、うちの家族はみんな、テーマを決めて絵を描いたり、ものを作ったりするのが大好き。だったら、“家づくり”をアクティビティとして楽しめたら最高じゃん!と思ったんです。」

最初の1枚には全員で、暮らしの問題点や不満を書き出し、その後、それぞれ個人の紙に、自分の好きなことや、新しい家でやりたいことをあげていきました。心の内側に持つイメージを言葉にしていくことで、新たな発見もあったといいます。

「思春期真っ只中の長女が、実は主人と共通の趣味が多かったり、家族で過ごす時間が好きだったと知りました。小学生の次女も、“人の気配を感じていたいから”とリビングと子供部屋をつなぐ内窓を提案したり、一緒に生活しているだけでは、見えなかった部分や、子供たちの成長にも気付かされました。」

 

マンションリノベで叶えた理想の暮らし

眺めのいいワークスペース、家族全員が過ごせる明るいリビング、趣味の本や映画を楽しめるライブラリー、内から外へシームレスにつながるベランダ。家族が思い描いた理想の家は、中古のマンションをフルリノベーションすることで現実になりました。

「この家に引っ越してきて植物をよく取り入れるようになりましたね。以前は、家にそういったものを求めていなかったこともあって、緑は一切なかったんです。そもそも、置き場所もなかったんですよね。今回、リモート中心の働き方になったことも大きいですが、植物に囲まれた環境を好むようになった心の変化にも驚いています。」

新生活をはじめてから、以前のような喧嘩は少なくなったといいます。紙に羅列した問題や不満も、新たな仕組みを導入することで、そのほとんどが解消されました。

「たとえば、電気の消し忘れは、スマートホームを活用し点灯を自動化することでなくなりました。また、ランドリーからの動線を考慮した共通のクローゼットを設けることで、洗濯物が片付かない問題も解決。子供の成長とともに、新たな問題は生じるけど、環境を仕組みから変えることで、生活におけるストレスは大きく軽減するんだと実感しました。」

 

“断熱”によって広がる可能性

家づくりのなかで、間取りやデザインと同じくらい、真剣に取り組んだものが“断熱”です。ともするとコストカットの対象になってしまう機能面を充実させることで、快適さが格段にアップしました。

「寒さは我慢できるからと断熱を諦め、その分造作を増やしたり、デザイン面を優先させたくなる気持ちも、わかります。でも、寒冷地だけでなく、都内の生活でも断熱を考えるのは、大きなメリットがあると実感しています。まず、部屋のどこにいても同じ温度ってすごく快適。稼働範囲も広がります。温度だけでなく、外の音もシャットダウンしてくれるので、騒音も気になりません。」

断熱による快適さを手に入れたことで、実はデザイン面での自由度が増したという田形さん。生活を彩る大きな役割を持ったのが、窓辺を飾るカーテンでした。

「防寒や遮熱を考えなくていいので、むしろ選択肢は広がりました。カーテンを探していたところに〈14-23〉と出会い、まずデザインが気に入ったんです。さらに、1枚の布を最大限活用するという、理にかなったコンセプトにも惹かれ、各部屋の窓辺に取り入れることにしました。リノベーションとの親和性もすごく感じましたしね。」

 

スタイルに合わせて変える窓辺の布

ダイニングの窓辺と、隣接する収納スペースの目隠しに選んだのは、きらめくシルバーの糸を織り込んだ〈THIME〉。過ごす時間や天候、陽の当たり方など、その時々で美しく光の印象を変化させます。

<14-23>は、クリップを挟むだけで自由に高さの調整ができるので、使う場所を限定せず、いつでもちょうどいいサイズ感。あえて短めに設置した収納スペースの布は、ロボット掃除機の出入り口として生かされています。

インナーバルコニーを設けたリビングの窓辺に取り入れたのは、透け感のある〈TOSS〉のグレー。ほどよく光を遮る薄手の布は、植物を育てるのにもちょうどいい。

「テレビを見る時に妨げにならないよう、光を調整できる暗めのカラーを選びました。見る角度によって、グレーやパープルに見え、変わる表情が楽しいです。」

ふだんは布の出番がないサニタリールームに迎えるのは、〈PURE〉のホワイト。急な来客の時にはパサっと布をかけることで、パーテーション代わりに活用することができます。

間取りが同じ空間でも、布の選び方一つで、その印象はがらりと変わります。「住まいを新たにすることで、姉妹それぞれの部屋も作ることができました。本人たちが自由に選んだ布は、各々個性が出て面白いですよね。」

玄関を開けて左手に広がるワークスペースには、空間を明るく広く見せる〈Re.nen〉のホワイトを。すぐ隣の寝室は、同じ素材感で統一感を出しつつ、朝日をやわらかく取り込む、ナチュラルカラーで窓辺を演出します。

 

安心感をデザインする

中古マンションのリノベーションにおけるメリットは、新築のマンションと比べて不動産価格が抑えられるということ。さらに、フルオーダーにすることで、自分たちにフィットした住まいで生活の質は上がります。でも一番の魅力は、家族で作ったという記憶と住まいへの愛着だと田形さんは話します。

「私自身、今回はじめてリノベーションを体験してみて、これまで以上に住まいに愛着を持てるようになりました。間取りからコンセントの位置に至るまで、生活環境のひとつひとつを、自分たちで決めていったので、暮らしはじめた瞬間から安心感があるんですよね。PRとしても、さらに自信を持ってリノベの魅力を発信していけそうです。」

1枚の紙からはじまった家づくり。並んだ言葉は形を持ち、かけがえのない時間を育む居場所となった。サイズの合わなくなった靴を履き替えるように、成長するたびにフィットする心地よさを求めて、家族は住まいをアップデートしていく。

 

 

person / Azusa Tagata

edit & write / Arisa Kitamura

photo / Eri Kawamura
理想をかたちに、家族の暮らしにフィットする家。

14-23 BAUMKUCHEN VOILE

透けにくい自然な厚みの場所と良く透ける場所の特性を活かし、空間に解け込むテキスタイル。

8,800円(税込9,680円)

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理想をかたちに、家族の暮らしにフィットする家。

14-23 BAUMKUCHEN

しっとりと柔らかいマルチテキスタイル。

9,800円(税込10,780円)

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理想をかたちに、家族の暮らしにフィットする家。

14-23 THIME

しっとりと光を取り込む、ナチュラルで軽やかな光が浮き上がるテキスタイル。

8,800円(税込9,680円)

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理想をかたちに、家族の暮らしにフィットする家。

14-23 TOSS (GR)

リネンとポリエステルの糸をバランスよく混ぜ合わせ、軽くて心地よい光を取り込むしなやかなテキスタイル。

9,800円(税込10,780円)

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理想をかたちに、家族の暮らしにフィットする家。

14-23 Re.nen (WT/NL)

質感が良く丈夫なリネン100%のテキスタイル。

9,800円(税込10,780円)

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